
杉木さんとルーシーちゃん
私達夫婦がルーシーを連れて初めて甲子園警察犬訓練所を訪れたのは
残暑の厳しい02年9月でした。その頃は2人共限界の状態で、半分ノイローゼ気味。
夢に描いていた“ラブラドールと暮らす穏やかな日々”などかけらもありませんでした。
元々犬に関してあまり知識が無く、“ラブラドールは大人しい”というイメージだけで
生活を共にする決心をしてしまいました。
ルーシーが02年3月に我が家にやって来てからというもの手の付けられない態度に
とうとうついていけなくなりワラにもすがる気持ちで訓練所を訪問しました。
訪問当日、どのような訓練が実際に行われているかデモンストレーションをしてもらい、
益々不安になったのを覚えております。
訓練所の犬達は皆とても従順で指導手の命令にきちんと従い、
当時の私達にはサーカスのショーを見ている気持ちになりました。
ですから見終わった後竹本所長が“必ずこうなりますよ!”
と力強く言って下さった言葉も全く心に響いては来ませんでした。
“とにかくルーシーをここに置いて帰って自分達の生活を取り戻したい!!!”
それだけが頭の中で連呼しておりました。
ところがその後、驚くべき事が次々と起こったのです。
面会に行く度に目に見えてルーシーは変化していき
とうとうデモンストレーションの犬達と変わらない犬に生まれ変わってしまいました!
しかもそれだけではありません。訓練終了の時期が近づいてきたある日、
“ルーシーは優れた能力を持っているので競技会に出陳しませんか?”
と言われたのです!!!もう半年前まで我が家のお荷物でしかなかった
あのルーシーはどこにも見当たりませんでした。
たった半年でここまで変わるなんて??あれから2年、まだまだ訓練途中ですが
今は嘱託犬も夢じゃない?と密かに期待しております。
帰宅してきてルーシーと散歩に行く時でも今ではノーリードでも
リードが付いているかのようにピタッと横に付いて歩き私が止まれば止まります。
甲子園警察犬訓練所の所長様をはじめ担当訓練士の東さん、
他スタッフの方々には感謝のしようがありません。
竹本所長が最初に言われた“犬と一緒の生活が本当に楽しくなりますよ!”
と言う言葉が今では身に染みて解ります。
犬を飼うには正しい知識と躾が無ければ人も犬も不幸になってしまうと実感しました!